2009年3月13日金曜日

単なる偶然ではとても片付けられないこと

先週の日曜日のことです。ウィンドバレーセーリングのボブさんが、横浜ベイサイドマリーナで東地中海クルーズの説明会をやるということだったので、EZKさんと一緒に聞きに行きました。私は横浜みなとみらいの中にマリーナがあると思っていたので、1時間前に渋谷に集合すれば十分だと思っていました。なので、EZKさんに誘われた時から、12時05分発の東横線に乗るんだと心づもりしていました。もちろんマリーナはもうひとつ南の湾に位置しているので、その電車では間に合いません。EZKさんとは2時間前に待ち合わせることになりました。

しかし、ご飯を食べてから出発したため遅れてしまい、結局12時05分発に乗ったのです。湘南新宿ラインを使ったほうが早かったのですが、無意識に身体が東横線の改札口に向かっていました。

電車の中でもEZKさんとおしゃべりしまくりで、日本に戻ってきた経緯など身の上話をしていました。すると突然、目の前の女性が「すみません」と話に割り込んできたのです。我々は座っていて彼女は立っていたので、お互いの顔を見ることはなかったのですが、なんとなく気になっていたのです。声をかけられて見上げてみたら、なんと遠縁の人でした。彼女の妹とは何度か会っているのですが、目の前にいる彼女(お姉さんのほう)とは初対面です。まさか東横線の中で会うとは思いもよらない出来事でした。

こんなことが出会い頭に起こる確率は、統計学的にはいったい何パーセントあるんでしょうか? ほぼゼロパーセントでしょう。しかも前夜には妻と彼女の噂話をしているのです。

これは偶然ではないと感じました。なぜならば、自分は無意識のうちに、その電車に乗ろう、その電車に乗ろうとしていたのです。何が起こるかはわかっていなかったけれども、もう一人の自分は1週間も前からせっせと仕込んでいたのです。きちんと予習までしています。なにか準備をしていることはわかっていたので、最後のピースが埋まったとき、できあがったジグソーパズルを見て、私は驚いたのです。仕掛け人は自分じゃないのかと。

話はこれで終わりではありません。

説明会の終わり、Sさんという女性と帰りが同じになりました。なんとなく話しやすかったのでお茶に誘いました。小一時間おしゃべりを楽しんだ後、京浜東北線に乗りましたが、なんとなく離れがたくなり、つい石川町駅で3人とも降りてしまいました。中華街でピータン粥を味わい、みなとみらい線に乗り込み、今度こそさよならするぞと思いつつ、またもや話に花が咲いてしまった時、EZKさんとSさんが同じ高校出身であることが判明しました。二人は先輩後輩だったのです。なんで気が合うのか、なんで「さよなら」を切り出せずに何軒もつきあってしまったのか、もやもやとした気持ちが氷解しました。私に「説明会に行こうよ」と切り出したEZKさんもEZKさんで、こんな出会いを仕込んでいたわけです。

今まで単なる偶然ではとても片付けられないことが起こったときは、運命とか、神様とか、そういう名称が与えられた「自分とは別の存在」が仕掛けたんだねと、そう思って流してきました。そう思うことで自分を納得させて次の話題に移っていました。けれども今回は、もしかするとそうじゃないかもと思うに至りました。なんとなく自分が怪しい。自分の中に、せっせと準備している自分がいる。そんな感じがしています。

何気なく自分がやること、何気なく自分が考えていることをもっとよく観察するべきなのかもしれません。

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